世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ（米）が、およそ11年ぶりに登場した豪州で最高のパフォーマンスを披露した。

　欧州、豪州共催のJBウェア・マスターズ（豪州・メルボルン、キングストンヒースGC）は12日、第1ラウンドの競技を行った。インから出た注目のタイガーは、17ホールで7つのバーディ奪取。最終ホールとなった9番パー4では、ティーショットを曲げてボギーとしたものの、6アンダー66でホールアウト。ジェームス・ニッティーズ（豪）、ブランデン・グレース（豪）と並ぶ首位タイに立った。

「最後はボギーだったし、短いバーディパットも2つ外したけれど、それ以外はすごくいい1日だった」と白い歯を見せたタイガー。久々の登場とあって、この日はタイガー見たさに2万1,356人が集結した。タイガーに推定300万ドル（約2億7,000万円）のアピアランスマネーを払った大会側がうれしい悲鳴を上げたほどの人気ぶり。タイガーはしっかり期待に応えた。

　他の出場選手は、もちろん豪州勢が中心。スチュアート・アップルビー（豪）が3アンダー69で9位タイ、クレイグ・パリー（豪）は2アンダー70で15位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのロッド・パンプリング（豪）は、アダム・スコット（豪）と同じ1アンダー71、23位タイと出遅れ気味だ。また、出場選手中タイガーの次に世界ランキングが高い（12位）ジェフ・オギルビー（豪）もイーブンパー72で44位タイとスタートダッシュはならなかった。