米チャンピオンズツアーの来季出場権を争うQTファイナル（アリゾナ州、TPCスコッツデール）は現地時間18日に最終ラウンドの競技を終え、日本勢唯一出場の湯原信光は残念ながらプラチナチケットを手にすることができなかった。

　出場78人中、シード権を獲得できるのはわずか5名。狭き門に挑んだ湯原だが、最終日もチャージは不発。3バーディ、3ボギーのイーブンパー71で回り、通算9アンダーで前日より1ランクアップの16位タイで終戦するのが精一杯。トップ5を逃し米シニアツアー挑戦はお預けとなった。

　上位5人に食い込んだのは、4日間連続で66をマークし通算20アンダーまでスコアを伸ばしトップ通過したジェフ・フリーマン（米）、昨年同ツアー1勝を挙げながら今季は賞金シード（トップ30以内）を逃したゲイリー・ホールバーグ（米）の他、ジム・ラトリッジ（カナダ）、ジェフ・ハート（米）、P.H.ホーガンIII（米）の面々となった。

　なお、今季賞金ランキング35位でシード権を逃した尾崎直道は、QTへの出場を回避し国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメントに参戦中。来季は米チャンピオンズツアーへの出場機会が減ることになる。