10月に行われる2年に1度の名誉をかけた戦い、欧米対抗戦ライダーカップを前に、米国チームはメンバー12人のうち、すでにポイントによる自動選出8人を決定し、コリー・ペイビン（米）主将による推薦を残すのみだが、欧州チームには実力によるチーム入りの可能性がまだある。

　欧州チームのメンバーは、米国など世界で活躍する選手が多いこともあり、世界ランキングのワールドポイントリストによる上位4人と、欧州ツアーの賞金をポイント換算した欧州ポイントリストによる5人。そして残り3人は、コリン・モンゴメリー主将（スコットランド）による推薦で8月29日に選ばれる。

　それだけに、現地時間19日からのチェコ・オープン（チェコ、プロスパーゴルフリゾート）は白熱必至。中でも全米プロ12位と活躍したサイモン・ダイソン（英）などは気合十分だ。現在、欧州ポイントリストで16位と、ライダーカップ出場は厳しい位置にいる。それだけに、「先週は4日間、最高のショットが打てた。自分のすべてをここにぶつけるよ」と全米プロで得た自信を携え、必勝体制で大会に臨む。