ローリー・マッキルロイ（北アイルランド）が2度の屈辱を糧に、欧州ツアーのUBS香港オープン（現地時間18?21日／香港GC）に全力投球だ。

　一昨年、プレーオフでリン・ウェンタン（中）に敗れ、満を持して臨んだ昨年もグレゴリー・ボーディ（仏）に2打及ばず優勝をさらわれた。「2年連続2位の後だからもちろん勝ちたいよ。リン・ウェンタンはどこからでもバーディーを取ってくるし、去年なんて（通算）17アンダーで他の年なら十分優勝できるスコアだったのに、グレゴリーはそれを上回るすごいスコアをたたき出した。今年は僕の番であることを望むよ」と、不敵な笑みを浮かべるマッキルロイ。弱冠21歳にして世界ランクNo.10に上り詰めた男が、三度目の正直とばかりに勝利へと突き進む。

　その他、全米オープン王者のグラエム・マクドウェル（北アイルランド）、17歳の新星マッテオ・マナッセロ（伊）、ベテランのジョン・デイリー（米）、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）らも出場。日本勢では市原広大と内藤寛太郎が参戦し、世界のトッププレーヤーたちと激突する。