現地時間29日、世界の精鋭16人が雌雄を競う欧州ツアーのボルボ世界マッチプレー選手権（スペイン、フィンカ・コルテシンGC）が開幕。この大会は16人が4つのグループにわかれてマッチプレー形式で激突し、勝者を決定する。

　初日は06年の大会チャンピオンであるポール・ケイシー（英）が、出場選手中もっとも世界ランキング下位（168位）のスコット・ストレンジ（豪）と対戦。同19位のレティーフ・グーセン（南ア）がアンソニー・キム（米）と、地元のセルヒオ・ガルシア（スペイン）はオリバー・ウィルソン（英）と激突。特に第1シードのケイシーは、ろっ骨周辺の筋肉を損傷していたため8月6日以来の登場とあって注目を集めている。

　また、若手有望株のローリー・マッキルロイ（北アイルランド）がマスターズ王者アンヘル・カブレラ（アルゼンチン）と、2週前に優勝したリー・ウェストウッド（英）は日本でもおなじみのジーブ・ミルカ・シン（インド）と対戦するなど、いきなり注目カードが目白押し。2日目も同じフォーマットを行い、決勝ラウンド進出者を決定する。

　2年ぶりにツアーへ復活（07年まではHSBC世界マッチプレー選手権）した今大会を制すのは、果たしてだれなのか？