尾崎直道が正確なティーショットを武器に猛チャージ。最終的にトップ10に食い込んだ。

　米チャンピオンズツアーのグレーター・ヒッコリー・クラシック at ロックバーン最終ラウンド（現地時間16日、ノースカロライナ州コノバー、ロックバーン・ゴルフ＆スパ）、通算4アンダー26位タイでスタートした尾崎は、前日までフェアウェイをとらえるのに苦しんでいたティーショットが安定。フェアウェイキープ率93％という正確さで、5バーディ（1ボギー）を奪って通算8アンダーまでスコアを伸ばし、10位タイに順位を上げた。

　優勝争いは、前日通算15アンダー単独首位のR.W.イークス（米）が、2アンダー70で回り通算17アンダー。この日、ベストスコアの6アンダー66を叩き出したジェイ・ハース（米）、ロッド・スピトル（カナダ）に2打差をつけて逃げ切った。

　昨年大会は5打差リードで最終日を迎えながら、アンディ・ビーン（米）にプレーオフに持ち込まれた末敗れているだけに「二度と同じことはしない」と誓い、今回はキッチリと逃げ切ったイークス。雪辱を果たすと同時に自信も取り戻すツアー2勝目となった。

　尾崎と同じ通算4アンダー26位タイでスタートした他の日本勢は、倉本昌弘が通算4アンダー31位タイ。青木功が通算2アンダー39位タイ。