今年9月に満50歳の誕生日を迎えたシニアルーキー、キース・クリアウォーター（米）が、フルフィールドの今季最終戦で快調な滑り出しを切った。

　米チャンピオンズツアーのAT＆T選手権がテキサス州サンアントニオのオークヒルズCCを舞台に現地時間の23日開幕。次週は賞金ランキング上位30名しか出場できないチャールズ・シュワッブ・カップ選手権が控えており、トップ30入りを目指す選手が熾烈な争いを繰り広げているが、同ツアーにデビューしたばかりのクリアウォーターは現在賞金ランク110位と蚊帳の外。第1ラウンドのこの日はボギーを2つ叩いたが、15番パー5でイーグルを奪うなど爆発力を発揮して5アンダー66をマーク。ラス・コクラン（米）と並び首位の座を分け合った。

　1打差の3位タイに同ツアー未勝利ながら現在賞金ランク6位につけるマーク・オメーラ（米）の他、トム・カイト（米）、アンディー・ビーン（米）、ベン・クレンショー（米）の各選手がつけている。昨年に続いて賞金王を目指す同ランク1位のベルンハルト・ランガー（独）は1アンダー70の平凡なスコアで23位タイ。同2位につけるローレン・ロバーツ（米）はイーブンパー71、32位タイとやや出遅れた。

　レギュラーツアー時代2勝を挙げているクリアウォーターだが、9月のシニアデビュー以来、4試合に出場し42位タイ、43位タイ、53位タイ、68位タイと、いずれも納得の行く結果を出すことが出来ていない。だがたとえ今大会で勝ってもトップ30入りがないクリアウォーターは、プレッシャ?がかかる上位陣に比べ、無欲で試合に挑むことが出来る。第1ラウンドのスタートダッシュを結果に繋げられるか注目だ。

　尚、日本勢は今大会に出場していない。