今大会を含め残り3試合となった米チャンピオンズツアーが熱い。

　現地時間16日に開幕する米チャンピオンズツアーのアドミニスタッフ・スモールビジネス・クラシック（テキサス州ウッドランズ、ザ・ウッドランズCC）の注目は、大会3連覇を狙う賞金ランキング首位のベルンハルト・ランガー（独）だ。相変わらずの強さを誇るシーズンを送ってきただけに、チチ・ロドリゲス（米）、ジョージ・アーチャー（米）、ジョー・インマン（米）、ヘイル・アーウィン（米）、ジェイ・ハース（米）に続くツアー史上6人目の同一大会3連覇の偉業も達成したいところだ。

　また、ポイント制のチャールズ・シュワッブ・カップ首位のローレン・ロバーツ（米）は、賞金王とのダブルタイトルを狙っている。現在ランガーとの獲得賞金額差は、7万1,000ドル（約650万円）余だが、残り3試合で逆転の余地も残っている。パットの名手として1ホールの平均パット数は1.709で首位。サンドセーブ率も首位と小技を武器に、一気に逆転を目論む。

　賞金ランキング3位、チャールズ・シュワッブ・カップポイント2位のフレッド・ファンク（米）、チャンピオンズツアー出場3試合連続優勝がかかるハース、今年の全英オープンで2位になりながら、同ツアーでは今季優勝のない60歳のトム・ワトソン（米）など、役者が揃う大詰めの戦いは、目の離せない激戦となりそうな雲行きだ。