17歳の誕生日を迎えて間もないマッテオ・マナセッロ（伊）が、母国でのプロデビュー戦で好スタートを切った。

　昨年の全英アマを大会史上最年少の16歳で制覇し、その1か月後の全英オープンでは13位タイと健闘。史上最年少で出場した男子米ツアーの今季メジャー初戦マスターズでも36位タイと好成績を残した期待の若手マナセッロが、欧州ツアーのBMWイタリア・オープン（イタリア、ロイヤルパーク1世ロベリ）でプロとしてトーナメントデビュー。現地時間6日に行われた注目の第1ラウンドでは、豪雨によりスタートが約2時間遅れたためサスペンデッドとなる中、2アンダー70でフィニッシュして暫定首位タイと3打差の暫定19位タイと上々の滑り出しとなった。

　この日同じ組で回ったライダーカップ欧州チーム主将のベテラン、コリン・モンゴメリー（スコットランド/暫定118位タイ）に6打差をつけるプレーぶり。これにはモンゴメリーも「17歳であんなプレーができるなんてすごいね。彼には素晴らしい将来が待っているはずだ」とコメント。一方、マナセッロ本人は「ビッグトーナメントの時はいつもナーバスになっていたけれど、大舞台での緊張にも段々慣れてきたよ」と話し、母国大会のデビュー戦で期待と注目を集める中、マイペースでプレーできるあたりはさすがに大物新人の風格を漂わせている。

　上位陣は、5アンダー67の暫定首位タイにグレーム・ストーム（英）、ロバート・ロック（英）、マーカス・フレイザー（豪）、ポール・ローリー（アイルランド）が並び、いずれもホールアウトしている。通算4アンダー68の暫定5位タイには、18ホールを終えたステファン・ドッド（ウェールズ）ら4人が続いている。