米チャンピオンズツアーのAT＆T選手権が現地時間29日、テキサス州のオークヒルズCCを舞台に開幕する。シーズンも今大会と、賞金ランクトップ30が出場するチャールズ・シュワブカップ選手権（現地時間11月4?7日／カリフォルニア州、ハーディングパークGC）の2試合を残すのみとなり、タイトル争いと同時にシーズン最終戦への切符をかけた激しい戦いが繰り広げられる。

　成績によるポイントで年間王者を決定するチャールズ・シュワブカップポイントランクで首位に立つベルンハルト・ランガー（独）は、前週のアドミニスタッフ・スモールビジネス・クラシックで初日に『79』の大叩き。シーズン自己ワーストのスコアで大きく出遅れたが、2日目68、3日目66と巻き返し、最終順位は13位タイと底力を見せた。昨年のAT＆T選手権では7位タイに入っているだけに、もちろん今大会でも優勝候補筆頭だ。その他、07年から大会連覇を達成しているジョン・クック（米）、ライダーカップで米国チーム主将の重責を果たしプレーに専念しているコリー・ペイビン（米）らも出場する。

　日本勢では現在賞金ランク27位の尾崎直道が参戦。最終戦チャールズ・シュワブカップ選手権への出場を目指し、激戦必至の今大会を戦い抜く。