欧州ツアー史上3人目のアマチュア・チャンピオンが誕生した。

　同ツアーのスリー・アイリッシュ・オ?プン最終ラウンド（現地時間17日、アイルランド、コラウスGC）は、雨と寒さに見舞われる難しいコンディションとなった。今大会がツアーデビュー戦となる22歳のアマチュア、シェーン・ローリー（アイルランド）はロバート・ロック（英）と共に通算16アンダー首位タイでスタート。途中ボギーを2つ叩きながらも、積極的にバーディを獲り返した。ローリーは1アンダー71の通算17アンダーでホールアウトし、勝負はプレーオフへともつれ込んだ。

　18番パー5の繰り返しで行われたプレーオフは、1ホール目にロックが約3メートルのバーディチャンス。このパットが入らず、2ホール目は共にバーディで決着がつかない。そして迎えた3ホール目、痛恨のボギーを叩いたロックに対し、ローリーが約1.2メートルのウイニングパットをきっちりと沈め、優勝が決まった。

　07年エストリル・オープン・デ・ポルトガルのパブロ・マーティン（スペイン）、2月のジョニー・ウォーカー・クラシックでのダニー・リー（ニュージーランド）に続く3人目のアマチュア王者となったローリー。デビュー戦でのアマチュア優勝は史上初となり、「信じられない」と喜びに言葉を失っていた。

　その他、通算15アンダー3位にヨハン・エドフォース（スウェーデン）。来年のライダーカップ欧州チーム主将になることが決まっているコリン・モンゴメリー（スコットランド）は8オーバー80の大叩きで通算1アンダー41位タイに終わった。