メジャー3勝のアーニー・エルス（南ア）が韓国で復活を目論んでいる。

　現地時間24日からのバランタインズ選手権（韓国、済州島、ピンクスGC）は欧州、アジア両ツアー共催のビッグイベントだ。エルス、フレッド・カプルス（米）、リー・ウェストウッド（英）、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）の実力者や日本の野上貴夫らが集結し、熱い戦いを繰り広げる。

　本命視されているのはもちろんエルスだ。全米オープン2勝、全英オープン1勝の実績があるが、昨季は欧州ツアーで未勝利。米ツアーのザ・ホンダ・クラシックでは優勝したものの、全体的に満足とは決して言い難いシーズンだった。

　それでもエルスはどこまでもポジティブだ。「自分のゴルフは良くなってきている」と胸を張る。39歳になっても世界中を転戦するスタイルを変えるつもりはないと宣言。「韓国が遠いなんて思っていない。南アからではどこに行くにも遠いからね」と相変わらず旅人を続けると語った。「僕のルーツは欧州ツアー」とホームツアーでの復活を果たし、再びメジャーで優勝争いを演じようと燃えるエルス。久々にビッグイージーの本領発揮が見られそうだ。