20歳のローリー・マッキルロイ（北アイルランド）の活躍で、英国＆アイルランド連合が6連覇に王手をかけた。

　英国＆アイルランド連合と欧州大陸チームが団体戦で激突するビベンディ・トロフィ with セベ・バレステロス（フランス、セントノム・ラ・ブレテシェGC）は現地時間の26日、午前4マッチ、午後4マッチの計8マッチのチーム戦を終了。6勝1敗1分と劇的な勝利を奪った英国＆アイルランド連合が、12.5-5.5と大きくリードを広げた。

　この日、午前中の第1マッチに同郷の先輩グラエム・マクドウェル（北アイルランド）とのペアで登場したマッキルロイは、欧州大陸チームのヘンリック・ステンソン＆ピーター・ハンソン（ともにスウェーデン）と激突。2アンド1で撃破して流れを呼び込むと、午後の初戦でも2アンド1で再び勝利を奪い、チームに貢献した。マッキルロイは「キャプテンの（ポール）マクギンリー（アイルランド）が素晴らしいから一丸になって戦えている。素晴らしいアイディアと戦略を持ったキャプテンなんだ」とマクギンリー主将を称賛した。

　7ポイント差がついては勝ったも同然だが、最終日のシングルマッチ（全10マッチ）では再び初戦で出場選手中もっとも世界ランク上位につけるステンソンとの対決が待っている。そこで勝ってこそ、マッキルロイは初めて勝利の実感に浸れるはず。チーム6連覇まであと一息だ。