アンソニー・キム（米）が欧州のツアーカードを失った。

　ポストタイガー世代の一翼を担うと見られている25歳のキムは今季、米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープンで優勝。マスターズでも単独3位に入り実力を示していたが、左手親指の腱を痛め手術を受けた影響で5月初旬のクエールハロー選手権以降は試合から遠ざかっていた。8月のWGC-ブリヂストン招待で復帰した後、米ツアーで5試合に出場するも欧州ツアーには参戦せず。出場義務試合数の12試合を下回ったことでツアーカード喪失となった。

　キムは公傷を申請していたが、欧州ツアーのトーナメントコミッティーのチェアマンを務めるトーマス・ビヨーン（デンマーク）は「8月に復帰しているので（出場義務試合数の）12試合には出場できたはず」とキムの公傷を承認せず。また、現在欧州ツアーの賞金ランク48位につけるキムだが、同様に出場義務試合数が足りないことからシーズン最終戦のドバイ世界選手権への出場権も得られないという。 （STATS-AP）