ピーター・ハンソン（スウェーデン）が首位に浮上し、欧州ツアー3週連続スウェーデン勢優勝のチャンスが広がった。

　同ツアーのメルセデス-ベンツ選手権はドイツのガット・ラルチェンホフGCを舞台に現地時間の12日、第3ラウンドの競技を終了。この日18位タイからスタートしたハンセンがノーボギーの5アンダー67で回り、通算11アンダーで単独トップに立った。

　1打差の2位タイにサイモン・ダイソン（英）、ソレン・ハンセン（デンマーク）、ジェームス・キングストン（南ア）が続き、世界ランク6位のヘンリック・ステンソン（スウェーデン）がアンソニー・ウォール（英）とともに通算9アンダー5位タイにつけているが、ツアー初勝利を目指し前日トップタイに立った21歳のクリス・ウッド（英）はスコアを1つ落とし、通算8アンダーで7位タイに後退した。

「今日66か67を出せれば優勝争いに割って入れると思っていた。チャンスにバーディを逃したホールもあるけれど、その分は明日獲れれば良い。上位は混戦だから余程良いゴルフをしなければいけないね」と昨年のロバート・カールソン（スウェーデン）に続き、スウェーデン勢として連覇を誓ったハンソン。2週間前にはスコットランドでピーター・ヘッドブロム（スウェーデン）、先週はスイスでアレクサンダー・ノレン（スウェーデン）がそれぞれ勝ち、同胞の活躍に31歳のハンソンも大いに刺激を受けている。本人の言う通り5打差に17人がひしめく混戦の中、逃げ切って3週連続スウェーデン勢が栄冠に輝くのか？　最後まで目を離せない展開が続きそうだ。