19歳J.スピース、激戦制し初V&全英OP出場権獲得 石川33位タイ
2013年7月15日(月)午後0:43
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19歳のジョーダン・スピース(米)が三つ巴のプレーオフを制し、米男子ツアー初優勝を飾った。
現地時間14日に行われた同ツアーのジョン・ディア・クラシック(イリノイ州、TPCディアラン)最終日、スピースは6アンダー65でプレーして通算19アンダーでホールアウト。マスターズ王者でディフェンディング・チャンピオンのザック・ジョンソン(米)と、同じく初優勝を狙うデビッド・ハーン(カナダ)とのプレーオフに持ち込んだ。
上がり3ホール連続バーディ。それも最終18番ではバンカーからの第3打を直接カップに捩じ込むバーディを奪いプレーオフに挑んだスピースの勢いは、激戦となったプレーオフでも衰えることはなかった。18番、18番、16番、17番、18番と続いた3人の決戦は、最初の3ホール揃ってすべてパーと一歩も譲らない展開。さらに4ホール目でハーンが1.2メートルのバーディパットを外して5ホール目に突入した。
この日、77ホール目の18番パー4。3人の中で最も経験豊富なジョンソンが、ティーショットを右のラフに入れ、第2打をウォーターハザードに入れてボギーを叩いてしまう。ハーンもパーオンすることができず、2.4メートルのパーパットも外してボギー。対するスピースはグリーン奥のラフからのアプローチを50センチにピタリとつけてパーをセーブし、決着がついた。
熱戦を制して初勝利を手にしたスピースは1931年以来となる10代でのツアー優勝者となった。それと同時に次週開催の今季メジャー第3戦、第142回 全英オープン(現地時間18?21日/スコットランド、ミュアフィールド)の出場権も獲得。さらに、これまでスペシャル・テンポラリー・メンバー(特別一時会員)だったスピースだが、この優勝で正式メンバーとなり、いきなりフェデックスカップポイントランキング11位に躍り出た。
その他上位陣は、通算18アンダー4位タイにマーティン・フローレス(米)、ジェリー・ケリー(米)、ダニエル・サマーヘイズ(米)の3人。スティーブ・ストリッカー(米)は通算16アンダー10位タイだった。
来季のシード権(参戦権)獲得に必死の戦いを続け、通算10アンダー24位タイで最終日のチャージを狙った石川遼は4バーディ、3ボギーの1アンダー70でラウンド。通算11アンダー33位タイで大会を終えている。