米チャンピオンズツアー賞金王を狙うベルンハルト・ランガー（独）が、ノーボギーの快調なゴルフでリーダーボードを駆け上がった。

　同ツアーのアドミニスタッフ・スモール・ビジネス・クラシック（テキサス州ウッドランズ、ザ・ウッドランズCCトーナメントC）は現地時間の18日、第2ラウンドの競技を終了。初日8位タイにつけたディフェンディング・チャンピオンのランガーが5アンダー67で回り、通算9アンダーでロニー・ネルソン（米）、ブラッド・ブライアント（米）と並びトップタイに浮上した。

　1打差の単独4位にデニス・ワトソン（ジンバブエ）が続き、初日トップのアンディ・ビーン（米）は、通算7アンダーでダン・フォースマン（米）と同じ5位タイに後退している。

　現在賞金ランク2位のランガーの目下の敵は、同ランク1位につけるジェイ・ハース（米）だが、そのハースは最終ホールで痛恨のダブルボギーを叩き、ランガーらに3打差の7位タイとやや後退した。残り試合はあとわずか。優勝争いはもちろん、タイトルを巡る2人の争いの行方からも目が離せない。

　日本勢は尾崎直道が15番パー5でイーグルを奪う見せ場を作ったが、ボギーも4つ叩いて（3バーディ）1アンダー71止まり。通算3アンダーは前日の18位タイから28位タイに順位を下げた。現在シード（上位30位まで）ぎりぎりの賞金ランク30位につける尾崎にとって、最終日は大事な戦いになりそうだ。

　一方の倉本昌弘は、2バーディ、2ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算イーブンパー47位タイに低迷中。