22歳の全英アマ王者ルーク・ゴダード（英）と、一昨年のボルボ中国オープン覇者ダミアン・マッグレイン（アイルランド）がトーナメントを引っ張っている。

　欧州ツアーのエストリル・オープン・デ・ポルトガル（ポルトガル、ペーニャ・ロンガGC)は、現地時間10日に第1ラウンドの競技を行い、ゴダードとマッグレインがともに8アンダー64の好スコアをマークして首位に立った。コンディションが穏やかになった午後スタートで揃ってノーボギーの2人は、「最初から最後までいいプレーができた。今日はボギーを打つ気がしなかった」と語るマッグレインに対し、ゴダードも「グリーンをはずしたのは3回だけ。そこもうまくパーセーブできた」と笑顔を見せた。

　大会3日前の月曜日（7日）に出場が決まったゴダードは、ガールフレンドのルーシーさんを連れての参戦。昨年アマのライダーカップと言われるウォーカーカップに出場した後プロに転向したが、今季はチャレンジツアー4試合に出場しながら予選通過すらできない苦しい日々が続いていた。しかし、それを抜け出すかのような好プレーで初日首位タイに立った今大会、千載一遇のチャンスを生かしたいところだ。

　その他上位陣は、首位と1打差の3位タイにエリク・タゲ・ヨハンセン（ノルウェー）とスチュワート・マンレー（ウェールズ）。また、ゴダードと同じ22歳で注目のクリス・ウッド（英）は3アンダー69で24位タイ、21歳で期待の若手オリバー・フィッシャー（英）は1アンダー71で47位タイとなっている。