タイガー・ウッズ（米）の女性スキャンダルによるスポンサー離れの可能性を、専門家たちが示唆している。

　約1か月前から次から次へと噴出している女性関係により、エリン夫人との関係悪化が伝えられているタイガー。ツアーからの無期限欠場を表明したが、これと並行して年間計約1億ドル（約91億6,000万円）と推定されるスポンサーたちの反応が冷たくなっているのだ。

　すでにコンサルティング会社のアクセンチュアは契約解除を発表。当初は応援姿勢を見せていたタグ・ホイヤーも、イメージキャラクターとして相応しくないとして大幅な契約縮小を打ち出すなど、対応は様々ながら徐々にタイガーから離れ始めている。デビュー当時からタイガーとともに歩んできたと言ってもいいナイキは、支援する姿勢は変えていないようだが、それでも米国内の広告でタイガーを見ることはなくなってしまった。

　最大の問題は、タイガーの話題が次にどこへ行くかわからないこと。チャンスの国と言われる米国のことだ。復活すれば、より人間らしさの増したタイガーの実力に評価が集まることも十分考えられるが、それまではタイガーにとって厳しい冬の日々が続くに違いない。