5バーディ、ノーボギーの5アンダー67でフィニッシュしたブラッド・ブライアント（米）が通算15アンダーで単独首位を守った。

　米チャンピオンズツアーのメジャー今季第4戦、ジェルド-ウェン・トラディション（オレゴン州サンリバー、クロスウォーター at サンリバー・リゾート）は現地時間22日、第3ラウンドの競技を行った。ブライアントは1番、7番、12番、15番、16番と快調にバーディを奪って他を寄せ付けない。単独2位のマイク・リード（米）に2打差をつけて、2007年全米シニアオープン以来となる約2年ぶりの優勝に王手をかけた。

　今季のブライアントはディックス・スポーティング・グッズ・オープンの4位が最高。これまで今ひとつだっただけに、立て直しに向けて気合を入れ直している。だが、2位のリード、3打差で単独3位のジョン・クック（米）を筆頭に、追撃陣も元気いっぱいだ。通算10アンダー4位にラリー・マイズ（米）、通算9アンダー5位タイにローレン・ロバーツ（米）。通算8アンダー7位タイにフレッド・ファンク（米）、さらに59歳で全英オープン2位に入ったトム・ワトソン（米）も通算6アンダー11位タイに浮上しており油断は禁物だ。ブライアントは3日目までの勢いで最終ラウンドも攻めるしかない。

　一方、日本勢はこの日パーオン率89％とアイアンショットが安定した尾崎直道が、スコアを1つ戻して通算1オーバー。前日の45位タイから42位タイにジワリと順位を上げた。通算7オーバー60位タイでスタートした青木功はスコアを1つ落とし、通算8オーバー59位タイで最終日を迎える。