DPワールドツアーのクラウン・オーストラリア・オープンが4日に幕を開ける。昨年大会はISPS HANDAオーストラリア・オープンの名称でメルボルンのキングストン・ヒースGC、ビクトリアGCの2コースで行われ、リッグス・ジョンストン（米）が通算18アンダーでツアー初優勝を飾った。

　今年の会場はロイヤル・メルボルンGC（7,086ヤード・パー71）だ。米国選抜と世界選抜による対抗戦、ザ・プレジデンツカップを過去3回（1998年、2011年、2019年）開催したことで知られる。1998年大会では丸山茂樹が5戦全勝と活躍し、世界選抜の大会史上唯一となる勝利に貢献した。

　オーストラリアのナショナルオープンには、ローリー・マキロイ（北アイルランド）を筆頭に、地元のアダム・スコット、キャメロン・スミス、ミンウ・リー、キャム・デービス、マーク・リーシュマン、ジェフ・オギルビー、カール・ビリプスら有力選手が集結。マキロイは今季、史上最多に並ぶ8度目の年間王者を目指す。

　日本からは米ツアーを主戦場とする久常涼、今年7月の日本アマを制覇した佐藤快斗が出場する。さらに、前週の開幕戦でツアー初優勝を飾ったデビッド・プイグ（スペイン）、2023年王者のホアキン・ニーマン（チリ）、マスターズ覇者のダニー・ウィレット（英）、10月のアジア太平洋アマを制したフィファ・ラオパクディ（タイ）も参戦予定だ。

　今大会の優勝者には来年のマスターズ（4月9～12日／ジョージア州／オーガスタ・ナショナルGC）、有資格者を除く上位3人に全英オープン（7月16～19日／英国／ロイヤル・バークデイルGC）の出場権が付与される。