海外男子
2025年のPGAツアー、優勝者の7割以上がマレット型パターを使用
2025年11月27日(木)午前11:50

2025年のPGAツアーはパターの勢力図が大きく動いた一年だった。なんと、優勝した47人のうち35人がブレード型ではなく、マレット型を使用していたのだ。
シーズン終盤にマレットへ変更したベン・グリフィン(米)は、その理由について「データを見て、上位の選手がみんなマレットを使っていた。自分も変えたらどうなるか試したかった」と話している。グリフィンはその決断が功を奏し、シーズン3勝目を挙げた。
マレットの形状はカマボコ型、ネオマレット型など様々だが、ツアーによると、マレットが選ばれている理由は、大きなヘッドを生かしたミスへの強さ。重心から遠い位置にウェイトを配置できるため、芯を外しても転がりのブレが少なくなる。テーラーメイドのパター担当者は「寛容性の高さとスピードの安定、打ち出しの再現性が向上する」と説明。ブレード型は形状の自由度が少なく、この性能を高めるのが難しいとされている。
また、メリットは選手によって異なる。トミー・フリートウッド(英)はマレットの「地面に置いたときの安定」が構えの再現性につながり、調子を押し上げた。一方、スコッティ・シェフラー(米)は2024年にマレットへ変更したが、最大の理由はラインの合わせやすさ。ヘッド上面の大きなサイトラインによって、ボールのラインに頼らずまっすぐ構えられるようになり、大躍進に繋がった。
とはいえブレードの価値が失われたわけではない。世界ランク上位でブレードを使うルドヴィク・オーバーグ(スウェーデン)や、パッティング指標3部門で1位に輝いたハリー・ホール(英)の存在はブレードの可能性を示している。
(写真:Getty Images)
シーズン終盤にマレットへ変更したベン・グリフィン(米)は、その理由について「データを見て、上位の選手がみんなマレットを使っていた。自分も変えたらどうなるか試したかった」と話している。グリフィンはその決断が功を奏し、シーズン3勝目を挙げた。
マレットの形状はカマボコ型、ネオマレット型など様々だが、ツアーによると、マレットが選ばれている理由は、大きなヘッドを生かしたミスへの強さ。重心から遠い位置にウェイトを配置できるため、芯を外しても転がりのブレが少なくなる。テーラーメイドのパター担当者は「寛容性の高さとスピードの安定、打ち出しの再現性が向上する」と説明。ブレード型は形状の自由度が少なく、この性能を高めるのが難しいとされている。
また、メリットは選手によって異なる。トミー・フリートウッド(英)はマレットの「地面に置いたときの安定」が構えの再現性につながり、調子を押し上げた。一方、スコッティ・シェフラー(米)は2024年にマレットへ変更したが、最大の理由はラインの合わせやすさ。ヘッド上面の大きなサイトラインによって、ボールのラインに頼らずまっすぐ構えられるようになり、大躍進に繋がった。
とはいえブレードの価値が失われたわけではない。世界ランク上位でブレードを使うルドヴィク・オーバーグ(スウェーデン)や、パッティング指標3部門で1位に輝いたハリー・ホール(英)の存在はブレードの可能性を示している。
(写真:Getty Images)








