来年の10月、ウェールズのセルティックマナーで開催されるライダーカップの米チームキャプテン、コリー・ペイビン（米）が渦中のタイガー・ウッズ（米）にエールを贈った。

　交通事故に端を発した不倫スキャンダルの中、ツアーからの無期限欠場を表明しているタイガーだが、ペイビンは来年のライダーカップに「タイガーが居ないチームは考えられない。前回(08年）は（ひざの故障中だった）タイガーを欠いてもチームは勝っている訳だから、タイガーなしでは勝てないとは思わない。しかし世界No.1プレーヤーを欠いたライダーカップはやはり寂しい」と滞在先のロンドンでタイガー待望論を語った。

「タイガーは強い精神力の持ち主。この困難を乗り越えた時、さらにプレーヤーとして新たな境地を開拓するはず。今は家族との問題が一番気がかりだが、早く感情的な時期を乗り越えて欲しい。誰でもミスは犯す。だがゴルファーとしてのタイガーの価値は全く変わることはない」とゴルフ界の至宝を擁護した次期キャプテン。来年のマスターズあたりに復帰するのでは？　という声も聞かれるが、果たしてタイガーが我々の前に姿を現すのはいつのことになるのだろう？

　一方、契約を解除したアクセンチュアに続き、タグホイヤーがイメージキャラクターとして相応しくないとして大幅な契約縮小（解除ではない）を打ち出した。本人は騒動以来、公の場に姿を現していないが、精神的にも経済的にも大きな痛手を負ったタイガーの今後が大いに気になるところだ。（STATS-AP）