41歳のダレン・クラーク（北アイルランド）が欧州ツアー、KLMオープン（現地時間20日開幕、オランダ、ザントフォールト、ケンネマーG＆CC）連覇に挑む。

　タイロン君とコーナー君という2人の息子の前で、ツアー12勝目を飾り、片手にトロフィ、片手に息子達という最高の瞬間を味わったクラーク。約3年前に乳がんで愛妻ヘザーさんを亡くして以来、最初の優勝は08年4月のBMWアジア・オープンだった。だが、1年前の今大会での思い出は父子3人にとって特に忘れられないものとなっている。

「優勝はすべて特別なものだけど、去年ここでの勝利は特に楽しんだ。本当に素晴らしい。オランダへの旅、特にケンネマーに来る時は最高にエンジョイしているんだ」と楽しみながらの連覇に自信を見せたクラーク。前週の全米プロではメジャー出場50試合目という節目も経験しただけに、さらに光るベテランの技を披露してくれるに違いない。

　その他、08年大会でクラークに4打差ながら2位に入ったポール・マクギンリー（アイルランド）、マスターズ2勝のホゼ・マリア・オラサバル（スペイン）が出場。さらにタッド・フジカワ（米）、クリス・ウッド（英）も参戦し、実力者と若手が激突する。