佐藤大平が国内男子ツアーの新規大会、フォーティネット プレーヤーズ カップ（千葉県／成田ヒルズカントリークラブ）でツアー初優勝を飾った。

―悲願のツアー初優勝

「いつ優勝できるのかな、このままできないのかな」と考えたりもしましたが、こうして優勝できて嬉しいです。

―初代王者に輝いた

　初優勝できたことでいっぱいですが、初代王者という肩書がつくのは最高です。

―想像していた優勝とは違ったか

「絶対に泣くよな」と思っていましたが、涙が出なかったことです。

―ウォーターシャワーを浴びた

　経験してみたいなと思っていました。みんなに祝福されて幸せでした。

―最終日は3打差首位からのスタート

　リードはないものだと思ってプレーしていました。これまで優勝争いをしていた時は、なかなかバーディが獲れなかったので、1番、2番でバーディが獲れて落ち着けました。

―17番のティーショットは池ギリギリもバーディを奪った

　バーディが獲れれば3打差になるかなと思っていたので、右に逃げませんでした。思っていたよりも左に行ってしまいましたが、バーディを狙いに行って獲れたことは嬉しいです。

―ガッツポーズも出た

　とにかく入ってくれという思いでした。気がついたらガッツポーズが出ていました。

―優勝を確信した場面は

　17番のバーディが大きかったと思います。

―勝因は

　3番をボギーにしましたが、すぐ4番で獲り返せたことが大きかったですね。

―今までの優勝争いとの違いは

　今週に関しては「勝てるかも？」ではなくて「勝てるわ！」でした。

―収穫はあったか

　飛距離が伸びたことでバリエーションが増えて、気持ち的に楽になりました。これまではセカンドオナーが多くて、気にしていなかったですが、飛距離が伸びればいいなと考えていました。

―これまでのプロ生活を振り返って

　松山（英樹）さんのキャディで同級生の早藤（翔太）君が中国ツアーに誘ってくれました。アメリカの選手が大変な環境でプレーしているのを見て、僕らもがむしゃらになってプレーしないといけないと思いました。周りが優勝する姿を見て「勝てるのかな？」と思ったりしましたが、「自分を信じてやり続けよう。妥協だけはしたくないな、準備だけはしっかりしよう」とこれまで過ごしてきました。

―東北福祉大学の先輩・松山英樹選手の存在

　ゴルフのことを相談するのは松山さんですし、自分の中でお兄ちゃんのような存在です。（2020年の）フジサンケイクラシックで1打足りずにプレーオフへ行けなかった時に「あの3パットだけを思ってこれから練習するなよ」と言われ、後からその意味が分かりました。

―今後の目標は

　これからも満足せずに2勝、3勝とこの試合を弾みにしていきたいです。

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