DPワールドツアーのDPワールド インドチャンピオンシップは18日、インドのデリーゴルフクラブ（6,912ヤード・パー72）で第3ラウンドが行われ、中島啓太が7バーディ、ノーボギーの「65」を叩き出し、通算17アンダー単独首位となった。

　同組だった全英オープン覇者、シェーン・ラウリー（アイルランド）のプレーが鍵となったようで、「彼のスイングテンポが本当に好きで、今日はそれを真似した。おかげで昨日よりスイングが良くなった」と中島は振り返った。

　昨年3月のヒーローインディアンオープン以来となるツアー通算2勝目に向け、絶好の位置につけている中島だが、実力者たちがその背中を追いかけている。

　2打差のトミー・フリートウッド（英）は「そこまで離れていないから、まだチャンスはある」と冷静に語り、「最終日は楽しむだけ。最終組で回れるのは特別なことだから」と今季の米ツアー年間王者としての余裕を感じさせる。

　また、3打差にラウリー、4打差に全英オープン覇者のブライアン・ハーマン（米）、5打差に欧州2勝、米7勝のビクトル・ホブランド（ノルウェー）もつけている状況だ。

　そして、少し離れた7打差には、ローリー・マキロイ（北アイルランド）がいる。「現実的に言えば、優勝争いをするには少し届かないと思う」というが、世界ランク2位の爆発力は油断できないだろう。

　ツアー初優勝を飾ったインドで再び勝利を掴むチャンスが訪れた中島。迫り来る実力者達からリードを守り抜けるか注目だ。

（写真：Getty Images）