絶好調のロバート・アレンビー（豪）が逃げ切って2週連続優勝を飾った。

　豪州ツアーのPGAチャンピオンシップ・オーストラリア（豪州クーラム、ハイアット・リージェンシー）は現地時間13日、最終ラウンドを行い、前日トップに立っていたアレンビーが5アンダー66の好スコアをマーク。通算14アンダーで2位タイのジョン・センデン（豪）、スコット・ストレンジ（豪）に4打差をつけ、今大会4年ぶり4勝目を挙げた。

　アレンビーは3週間前に故障による出場辞退を申し出たビジェイ・シン（フィジー）の代役として主催者推薦で出場を決めたばかり。そのため前週は南アフリカのサンシティで試合に出ており、トンボ帰りのスケジュールはいかにもきつい。しかしネッドバンク・チャレンジ（南ア）で優勝した勢いそのままのプレーで、母国でもエンジン全開。オーストラリアのメジャー大会すべてを制している38歳が、また1つ新しい勲章を手に入れた。

　ディフェンディング・チャンピオンのジェフ・オギルビー（豪）は首位に2打差からスタートしたが、イーブンパー71の平凡なスコアで通算7アンダー7位タイにとどまった。

　前週の全豪オープンで復活Vを飾っているアダム・スコット（豪）も、最終ホールで池に2回入れて痛恨のトリプルボギー。アレンビーと9打差の12位タイで4日間の競技を終えている。またジョン・デイリー（米）は通算1オーバー40位タイだった。（STATS-AP)