比嘉一貴が国内男子ツアーのISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント（北海道／御前水ゴルフ倶楽部）で約3年ぶりのツアー通算7勝目を挙げた。

―3年ぶりの優勝

　ヨーロッパやアジアンツアーに行ったり、日本に専念というよりは、今持っているチャンスを生かそうと必死にやっていましたが、なかなか上手くいかない期間が長くて、少し砕かれた感じは何回かありました。壁は高いと思っていましたが（それでも）できないことはないと思っていました。

―ウォーターシャワーを浴びた

　久しぶりに浴びれて気持ちがいいです。先々週に（池村）寛世にかけて、自分が今週浴びられたのは嬉しいです。

―ここ3年で最もつらかった時は

　2023年ですかね。（前年の）賞金王ということで、メジャー、PGAツアー、DPワールドツアーもロレックスシリーズ以外は出場することができました。ある程度の自信を持って行きましたが、予選すら通らない時期が続きました。プロ人生であまり予選落ちが続くことはなかったので、苦しい時間でした。

―バーディが出る大会で通算30アンダー

　ゴルフが小さくなって、バーディ数が少なくなっているというのは自分の中でもありました。今週はそういう意味では、バーディ慣れじゃないですが、アグレッシブさというところではイメージが良くなりました。

―ゴルフが小さくなったとは

　決め切る力や、ティーショットは攻めているのにセカンドはセーフティにいってしまうなど、いき切れない部分がありました。

―賞金王の時より強くなっている実感はあるか

　あると思います。上手くいかない時期が長くても、下手になっていると思うことはなくて、上手くいかない原因を探すことが多かったです。もともと洋芝は得意ではないですが、DPに行くとこれが通常営業なのでクラブに向き合うことができ、今のクラブに出会いました。それが非常に今は良い状態で、やってきたことが上手くいっていると思います。

―今後の目標

　そこまで日本ツアーの賞金王は考えていないです。インターナショナルシリーズ（アジアンツアーの高額イベント）でLIVの選手が上位を占めることが多くて、彼らに一矢報いたいという気持ちがあります。すごい高いパフォーマンスを発揮してくるので、そういう人たちともっと一緒に回って、そういう舞台でまた優勝したいです。それに対しての自信はだいぶ今回ついたと思います。

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