米ツアー通算6勝を誇るマックス・ホーマ（米）が、スランプからの脱却を目指し、3日に開幕するジョンディアクラシック（米イリノイ州／TPCディアラン）に出場する。

　ホーマは2023年には世界ランキング5位に名を連ねていたが、現在は99位と大きく順位を落としている。わずか1年ほど前までトップ10の常連だったことを考えると、深刻な不調と言えるだろう。

　今季は16試合に出場し、そのうち7試合で予選落ち。5試合連続で予選を通過できなかったあと、マスターズトーナメントでは12位タイに入るも、それ以外は目立った成績を残せていない。本人も「今年はまったく結果が出ていないし、最近もいいプレーができていない」と苦しい現状を認める。

　それでも、ホーマは周囲の支えを感じている。「昨日はジェイソン・デイと9ホール回っていろんな話をしたし、ジャスティン・トーマスはこのツアーでの親友とも言える存在。コリン・モリカワも助けてくれている」と、仲間たちの存在が励みになっているという。

　さらに、ファンからの声援も大きな支えになっている。「特に子どものファンには感謝している」と語るホーマは、「この1年半は楽しいことがあまりなかったけれど、子どもたちが寄ってきて、帽子にサインを求めてくれると、本当に嬉しい気持ちになる」と、素直な思いを口にした。

（写真：Getty Images）