国内女子ツアーフルフィールド最終戦、大王製紙エリエールレディスオープン（香川県、エリエールゴルフクラブ）が19日、降雨による中断を挟みながら第2ラウンドの競技を終了。賞金ランキング1位のアン・ソンジュ（韓）が、6バーディ、1ボギーの5アンダー67で通算6アンダーとし、30位タイから3位タイへと急浮上した。同ランク3位の横峯さくらは、通算5アンダーで順位は7位タイのまま。また、2位タイでスタートした藤田幸希が前日に続き5アンダー67で回り、通算10アンダーで単独首位に立った。

　初日に30位タイと出遅れた賞金女王争いトップのアンは、前半を3バーディ、1ボギーで折り返す。後半では11番、12番で連続バーディ、さらに14番でもバーディを奪うと、残り4ホールはパーで締め、前日のトーナメントリーダーであるヤング・キム（韓）、北田瑠衣らとともに3位タイに並んだ。

　逆転賞金女王を狙う横峯は、前半を1バーディ、1ボギーのイーブンパーで回ると、後半出だしの10番でボギーを叩くも、13番、14番と連続バーディで巻き返して1アンダー71。通算5アンダーで賞金ランク4位の李知姫（韓）らと並んで7位タイにつけ、優勝に望みをつないだ。

　今季、富士通レディースで優勝を飾っている藤田は、5バーディ、ノーボギーと2日連続で安定したゴルフを展開し単独首位に浮上。1打差の単独2位には、前半で5バーディの猛チャージを見せた上野藍子がつけている。

　その他、今季限りでの引退を表明している古閑美保は、通算3アンダーで賞金ランク5位の馬場ゆかりらと並び14位タイ。同ランク2位の有村智恵は通算2アンダーとし、服部真夕、野村敏京らとともに19位タイと順位を下げている。