米男子ツアーのロケットクラシックは27日、ミシガン州のデトロイトゴルフクラブ ノースコース（7,370ヤード・パー72）で第2ラウンドが行われ、ツアー1勝のジェイク・ナップ（米）がコース新となる「61」を記録し、通算11アンダー8位タイに浮上した。

　初日はイーブンパー130位タイと出遅れていたナップだが、この日は1イーグル、9バーディ、ノーボギーという完璧な内容で一気にスコアを伸ばし、首位のクリス・カーク（米）らに3打差の8位タイまでジャンプアップした。

　コースは前日の雨の影響でグリーンが止まりやすくなり、スコアが出やすいコンディションに。ナップはその状況を最大限に生かし、「11アンダーを出すのは、どんな時でもすごいこと。ゴルフの内容も本当に素晴らしかった」と振り返った。

「昨夜は正直ちょっと落ち込んでいたが、巻き返せたのは最高だ」とナップ。好スコアの要因となったのは、ナップの代名詞ともいえる力強く正確なドライバーショットだった。「少なくとも最初の10ホールくらいは自然に打てていた。ティーショットが良かったので、パットも決められた」と自信をのぞかせた。

　今回の「61」は、前日にケビン・ロイ（米）とアルドリッチ・ポットギーター（南ア）が記録した「62」を早くも塗り替える快挙となった。ナップは3月のコグニザントクラシックでも「59」を叩き出し、コースレコードを更新している。

　さらに高校時代には、自宅近くのコースで「58」をマークした経験もあり、爆発的なロースコアはナップの“十八番”とも言えるだろう。

（写真：Getty Images）