レッスン
青山加織のプレメンレッスン第1回「手と体の同調を意識して大きく捻転すれば、曲がらず飛ばせるスイングが実現します」
2025年6月11日(水)午後0:45

今回のプレメンレッスンは、青山加織プロ。熊本県出身で、10歳の時に坂田塾に入門し、小学生でプロのトーナメントに出場(当時史上最年少)したほか、アマチュア時代に数々のタイトルを獲得した青山プロ。2007年にプロ入りし、現在はツアーに出場しながら、アマチュアゴルファーへの指導や、ゴルフの普及活動に積極的に取り組んでいます。
シンプルなスイングを教えていた坂田塾で学んだこともあって、そのレッスンはアマチュアにも分かりやすいと定評がありますが、さらに分かりやすさに磨きがかかったのは、師匠である岡本綾子プロのおかげだといいます。
「岡本さんは豊富な技を持っていて、その技術を惜しみなく教えてもらいましたが、岡本さんのレベルが高過ぎて、いざやろうとしてもすぐにできませんでした。そこで、その教えを一度自分の中で噛み砕き、時間をかけて覚えるようにしました。皆さんに『分かりやすい』と言ってもらえるのは、このように自分の中に落とし込む作業を常にやっていたから。“分かりやすく伝える”ということも岡本さんに教えていただいたような気がします」
そんな青山プロのレッスン第1回は、「ドライバーショット」がテーマ。スライスを含めたドライバーの方向性や、パワーがあるのに飛距離が出ないというアマチュアの悩みを解決するための方法を教えてくれました。
「ご存じのように、クラブの中で最も長いのがドライバー。この長さを使いこなせていないことが、曲がりや飛距離不足につながっているのです」
では、どうすれば長いドライバーを使いこなすことができるのか。「大事なのは、スイングの円を大きくすること。そしてそのためには、捻転(体の回転)を大きくすることがポイントになる」と青山プロはいいます。
「ほとんどのゴルファーは、バックスイングを手から上げてしまい、手に引っ張られて体が回るケースが多い。しかしこれだと、手やヘッドが動く量に比べて体の回転は少なくなってしまいます。そうならないように、手と体を同調させ、ヘッドが動いたタイミングで、お腹をしっかり動かすことが大事です」
これを実現するためには、テークバックの始動の際、おへそとヘッドが同じ方向を向いた状態にすることが大事だとか。そうすれば、左肩も深く入り、しっかりとした捻転ができる。その結果、ダウンスイングからインパクトでは、インサイドからクラブが下りて来るので、球がつかまるし、ヘッドスピードが加速して飛距離もアップするといいます。
「ドリルとしてオススメなのは、おへそにグリップエンドを当てての素振り。これをやることで同調の感覚がつかめます」
もう1つ、捻転を最大限に生かすために必要なのが“アドレス”だそうです。
「多くのアマチュアゴルファーが目標に対して右を向いてしまうのですが、右を向くとクローズな構えになるので、少し体を捻っただけで捻転していると勘違いしてしまいます。そうするとバックスイングが回転不足になり、逆に左サイドの振りが強くなって、カット打ちになったり、振り遅れが生じるのです」
そうならないために、スタンスを少しだけオープンにするのが青山流。
「肩と腰は目標方向に平行で、少し左足だけ後ろに下げて構える。そうすることで、スクエアに構えている時よりも、捻転差を感じやすくなり、大きなスイングでヘッドスピードが上がり、ボールもつかまりやすくなります。ぜひ実践してみてください」
シンプルなスイングを教えていた坂田塾で学んだこともあって、そのレッスンはアマチュアにも分かりやすいと定評がありますが、さらに分かりやすさに磨きがかかったのは、師匠である岡本綾子プロのおかげだといいます。
「岡本さんは豊富な技を持っていて、その技術を惜しみなく教えてもらいましたが、岡本さんのレベルが高過ぎて、いざやろうとしてもすぐにできませんでした。そこで、その教えを一度自分の中で噛み砕き、時間をかけて覚えるようにしました。皆さんに『分かりやすい』と言ってもらえるのは、このように自分の中に落とし込む作業を常にやっていたから。“分かりやすく伝える”ということも岡本さんに教えていただいたような気がします」
そんな青山プロのレッスン第1回は、「ドライバーショット」がテーマ。スライスを含めたドライバーの方向性や、パワーがあるのに飛距離が出ないというアマチュアの悩みを解決するための方法を教えてくれました。
「ご存じのように、クラブの中で最も長いのがドライバー。この長さを使いこなせていないことが、曲がりや飛距離不足につながっているのです」
では、どうすれば長いドライバーを使いこなすことができるのか。「大事なのは、スイングの円を大きくすること。そしてそのためには、捻転(体の回転)を大きくすることがポイントになる」と青山プロはいいます。
「ほとんどのゴルファーは、バックスイングを手から上げてしまい、手に引っ張られて体が回るケースが多い。しかしこれだと、手やヘッドが動く量に比べて体の回転は少なくなってしまいます。そうならないように、手と体を同調させ、ヘッドが動いたタイミングで、お腹をしっかり動かすことが大事です」
これを実現するためには、テークバックの始動の際、おへそとヘッドが同じ方向を向いた状態にすることが大事だとか。そうすれば、左肩も深く入り、しっかりとした捻転ができる。その結果、ダウンスイングからインパクトでは、インサイドからクラブが下りて来るので、球がつかまるし、ヘッドスピードが加速して飛距離もアップするといいます。
「ドリルとしてオススメなのは、おへそにグリップエンドを当てての素振り。これをやることで同調の感覚がつかめます」
もう1つ、捻転を最大限に生かすために必要なのが“アドレス”だそうです。
「多くのアマチュアゴルファーが目標に対して右を向いてしまうのですが、右を向くとクローズな構えになるので、少し体を捻っただけで捻転していると勘違いしてしまいます。そうするとバックスイングが回転不足になり、逆に左サイドの振りが強くなって、カット打ちになったり、振り遅れが生じるのです」
そうならないために、スタンスを少しだけオープンにするのが青山流。
「肩と腰は目標方向に平行で、少し左足だけ後ろに下げて構える。そうすることで、スクエアに構えている時よりも、捻転差を感じやすくなり、大きなスイングでヘッドスピードが上がり、ボールもつかまりやすくなります。ぜひ実践してみてください」
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