24歳の蟬川泰果が、国内男子ツアーのBMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ（茨城県／宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース）で、堀川未来夢とのプレーオフを制し、メジャー3冠、ツアー通算5勝目を挙げた。

―優勝した心境は

「夢なのかな？」というほど寝られない日が続いたり、「勝てないのかな？」と思ったりもしました。昨日も耐えて耐えて、肋骨の骨折からも練習をずっと続けてきて。復帰4試合目のツアー選手権で優勝できると思っていなかったので嬉しいです。

―ウィニングパット決めた瞬間

「また夢かな？」と思うほどでした。最後のパットは記憶がないので、緊張感の極限だったと思います。

―勝因は

　絶対に勝ちたいという気持ちでした。ガス欠するくらいに集中しっぱなしだったことが勝因だと思います。

―尾崎将司氏のメジャー3冠最年少記録を更新

　1年半ぶりの優勝ですし、このコースが一番難しいと思っているので嬉しいです。100勝以上している方ですし、たまたま年齢で僕が先というだけです。来年は日本プロを獲りたいです。

―怪我で苦しんだ

　最初の3試合（米下部ツアー）は予選を通れたので、平田（憲聖）選手のようにいきたかったですが、疲労骨折して日本に戻ってきて、去年のPGAツアーで獲得したステータスだったので悔しかったです。

―妻の支えがあった

（米下部ツアーに）ついて来てもらった4試合目で痛みが発症して棄権し、勝てないところや、予選落ちの姿しか見せていなかったので、今週は妻にも優勝を届けたいと思っていました。

―欧・米ツアーと各1試合の出場権を獲得

　怪我をして自分を見つめ直して、コツコツやることの大切さは感じたので、出場するからにはトップを目指したいです。両試合とも上で戦いたいと思います。

―今後の目標

　次の試合は休みますが、今シーズン2勝目を狙って、最終的には賞金王争いをできればいいですね。

（写真：JGTO Images）