海外男子メジャーのマスターズトーナメントは12日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルゴルフクラブ（7,555ヤード・パー72）で第3ラウンドが行われ、5位タイからスタートした前回覇者のスコッティ・シェフラー（米）は2バーディ、2ボギーの「72」にとどまり、通算5アンダー6位タイに後退した。

　2日目を終えてトップから3打差の好位置につけていたシェフラーだが、ムービングデーにスコアを伸ばせずその差は7打に。「ただただ何もできなかった。いいスタート（2番でバーディ）を切ったけど、その後は十分にチャンスを作れなかったし、作ったチャンスも生かすことができなかった」と悔いを残した。

　それでもここぞの場面で驚異的な集中力を発揮する世界ナンバーワンは、「去年のザ・プレーヤーズ（チャンピオンシップ）と（パリ）オリンピックでは大逆転することができた。明日に向けていい感触を掴めるかどうか、今夜少しボールを打ってみるつもり。何が起こるかは誰にも分からないからね」と史上4人目のマスターズ連覇を諦めていない。

　オーガスタでの自己ベストは昨年大会第1ラウンドの「66」だが、それを上回るゴルフで3度目のグリーンジャケットを手にすることができるか、注目だ。

（写真：Getty Images）