2週連続の海外勢優勝を阻むべく、日本勢が必死の戦いを繰り広げる。

　国内女子ツアー第2戦のヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップは11日、高知県の土佐カントリークラブで開幕する。今季開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは、朴仁妃（韓）に優勝をさらわた。これは昨年の同大会でアン・ソンジュ（韓）が勝って、そのまま賞金女王へと突っ走ったケースと酷似している。

　昨季は第2戦の今大会でウェイ・ユンジュ（台）が優勝。2週続けて海外勢に勝たれてしまい日本勢の弱さが指摘されたが、今季こそは同じ轍を踏まないようにしたい。だが昨年の同大会で、ホールアウト後に2打罰が発覚した朴は、目前で優勝を逃すという悔しい思いを味わっただけにリベンジを誓っていることだろう。日本勢にとっては厳しい戦いとなるはずだ。

　もちろん明るいニュースがないわけではない。2月末の米女子ツアーHSBC女子チャンピオンズに出場し、優勝争いを繰り広げ惜しくもカリー・ウェブ（豪）に敗れた有村智恵は、国内ツアー開幕戦こそ26位タイに終わったが好調さを維持している。また、賞金女王奪回に燃える横峯さくらや馬場ゆかり、森田理香子なども黙ってはいないだろう。だれもが日本を代表するような気持ちで臨む今大会では、開幕早々から熱い戦いになるに違いない。