国内女子ツアーの樋口久子IDC大塚家具レディスは1日、埼玉県の武蔵丘GCを舞台に第2ラウンドの競技を行った。6月のプロミスレディスゴルフトーナメントでツアー初勝利を飾った有村智恵が、6アンダー66の好スコアをマーク。2位タイのリ・エスド（韓）と大場美智恵に2打差をつけ、前日の20位タイから一気に単独トップへ躍り出た。

　第2ラウンドで有村が流れをつかんだのは、1アンダーで迎えた7番パー4だった。フェアウェイから放ったセカンドショットは直接カップに吸い込まれ、渾身のイーグルを奪取。気分良くハーフターンすると、後半はスコアを3つ伸ばし、1イーグル、5バーディ、1ボギーの6アンダー66でホールアウトした。通算6アンダーで優勝に王手をかけた有村が、最終ラウンドもアグレッシブなゴルフでツアー2勝目狙う。

　一方、今季初勝利に期待がかかる横峯さくらだったが、この日は5バーディ、5ボギーのイーブンパー72に止まり、通算1アンダー。それでもトップとはまだ5打差と、逆転勝利には十分可能性を残している。果たして横峯が、今大会で念願の白星をつかめるのか注目だ。

　その他、20歳の若林舞衣子が北田瑠衣らと共に通算3アンダー4位グループを形成。通算2アンダー9位タイに諸見里しのぶ、新崎弥生、永井奈都の3人が続き、通算1オーバー20位タイにディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）がつけた。だが、現在賞金ランク3位の古閑美保は5オーバー77とスコアを崩し、通算4オーバー38位タイに低迷している。