国内女子ツアーのSANKYOレディースオープンは11日、群馬県の赤城CCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。前日2位タイの諸見里しのぶが2アンダー70で回り、通算5アンダー単独2位につけた。トーナメントリーダーは初日に続き、今大会の会場がホームコースの茂木宏美で通算6アンダー。通算4アンダー3位で若林舞衣子が続いている。

　8月のアクサレディスゴルフトーナメントを制した諸見里が今季2勝目に照準を定めた。前半1バーディ、2ボギーでスコアを1つ落としたが、後半は12番でバーディ。14番もバーディを奪うと、16番パー3ではティーショットをチャンスにつけてバーディパットを沈めた。4バーディ、2ボギーの2アンダー70でホールアウトし、通算5アンダー2位。首位の茂木に対し、前日より差を1打縮めた。06年にツアー初勝利を手に入れた思い出のトーナメントで、最終日は逆転Vを飾りたいところだ。

　一方、初日35位タイと出遅れた横峯さくらは、出だしの1番でバーディを獲ってハーフターン。後半は15番パー4でイーグルを奪取したが、17番でボギーを叩いた。2アンダー70でラウンドし、通算1アンダー15位タイに浮上。最終ラウンドは前半から猛攻を仕掛け、上位にプレッシャーをかけていきたい。

　その他、前週の日本女子オープンゴルフ選手権競技で公式戦初優勝に輝いた李知姫（韓）が、佐伯三貴、中田美枝らと並び通算3アンダー4位タイで追っている。今季2勝の古閑美保は大山志保、馬場ゆかり他と同じ通算2アンダー8位タイ。通算イーブンパー26位タイに飯島茜、原江里菜、通算1オーバー38位タイに上原彩子、全美貞（韓）がつけている。尚、今大会に昨季賞金女王の上田桃子、不動裕理は出場していない。