国内女子ツアーの最高峰、日本女子オープンゴルフ選手権競技は2日、新潟県の紫雲GC加治川Cを舞台に開幕。公式戦初Vを狙う上田桃子が1オーバー73で回り、12位タイにつけた。4アンダー68をマークしたリ・エスド（韓）が単独首位。1打差の2位タイで川原由維と宅島美香の2人が追っている。

　上田が前週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントに続く2週連続優勝へまずまずの発進を見せた。この日は10番からスタートし、11番でボギーが先行。15番と18番でバーディを獲り、1アンダーでハーフターンした。後半はスコアを2つ落としたものの、1オーバー73の12位タイでホールアウト。昨季は賞金女王に輝いたが、公式戦の勝利はまだ手にしていない。持ち前の強気なプレーで栄冠をつかみたいところだ。

　また、今季同ツアー2戦目の宮里藍はスタートダッシュを見せたものの、後半失速した。3番と5番でバーディを奪い、2アンダーで前半を終了。後半出だしの10番でボギーを叩いた後も、11番ですぐにバーディを奪い返した。しかし、12番をダブルボギーとすると、その後も2ボギー。大山志保、三塚優子、北田瑠衣らと同じ2オーバー74の20位タイで初日を終えた。第2ラウンドから追い上げを開始し、06年日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯以来の同ツアーでの優勝を目指す。

　その他、地元新潟出身の若林舞衣子がトップと3打差の5位タイ、現在賞金ランク首位の福嶋晃子がさらに1打差の9位タイで続いている。3オーバー75の30位タイに飯島茜、原江里菜、4オーバー76の44位タイに不動裕理。ディフェンディング・チャンピオンの諸見里しのぶは横峯さくら、古閑美保、有村智恵他と共に、5オーバー77の59位タイと出遅れた。