国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントは26日、宮城県の利府GCを舞台に開幕。大会連覇を目指す三塚優子が、第1ラウンドを1アンダー71で回り、福嶋晃子、諸見里しのぶ、馬場ゆかりらと共に10位タイの好発進を切った。

　3アンダー69で首位グループを形成したのは、前週のマンシングウェアレディース東海クラシックで5位タイに入ったベテランの斉藤裕子、下村真由美、ニッキー・キャンベル（豪）ら5人。1打差の6位タイから、昨季女王の上田桃子、今季未勝利の横峯さくら、中田美枝、服部真夕が追っている。

　ディフェンディング・チャンピオンが安定したプレーで絶好のポジションを確保した。昨季大会でツアー初優勝を飾り、一躍ニューヒロインの仲間入りを果たした三塚は、スタートホールの1番でボギーを叩いたものの、直後の2番と7番でバーディを奪取し、1アンダーでハーフターン。後半は粘りのゴルフでパーを重ね、2バーディ、1ボギーの1アンダー71でホールアウトした。今季は6月のニチレイPGMレディスで勝ち星を挙げるなど、現在賞金ランク10位。圧倒的な飛距離を武器に大会連覇を達成し、同ランク上位勢を脅かしたい。

　その他、イーブンパー72の16位タイに前週LPGAセクショナル・クオリファイング・トーナメントを通過し、米女子ツアー参戦へ一歩前進した佐伯三貴、藤田幸希他。06年女王の大山志保が2オーバー74で34位タイ、今季2勝の古閑美保も原江里菜らと同じ4オーバー76の60位タイと大きく出遅れた。