国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメント（千葉・グレートアイランド倶楽部）が12日に開幕。ディフェンディング・チャンピオンの横峯さくらは、大会連覇とともに賞金女王確定阻止を目指して戦いに臨む。

　現在の賞金ランクでは、アン・ソンジュ（韓）が1億2,649万円でトップを独走。横峯は約3,300万円差の2位につけている。シーズンも残すところ3試合となり、仮にアンが今大会で優勝した場合、横峯が単独3位以下になった時点で今季賞金女王が決定。残り2試合にアンが欠場し横峯が優勝しても、逆転不可能な賞金差となってしまうからだ。

　昨年大会では2日目が日没サスペンデッドとなる展開の中、横峯は54ホール安定したプレーを続け優勝。シーズン途中で一度はあきらめかけていた賞金女王のタイトルへ望みをつなぎ、最終戦LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで諸見里しのぶを大逆転。見事に自身初の賞金女王タイトルを手にした。優勝賞金1,620万円の今大会を制し、昨季の逆転女王再現への足掛かりとしたいところだ。

　なお、左手首に故障を抱える古閑美保だが、今季残り3試合すべて欠場することを表明。今後は治療とリハビリに専念し、来季のツアー復帰に向け調整する見通しとなっている。