国内女子ツアーの将来を担う面々が、真夏の千葉で激突だ。2010年度LPGAプロテストは27日、千葉県のキングフィールズゴルフクラブで第1ラウンドを行い、佐野真由美、藤崎莉歩の2人が3アンダー69で首位タイ発進。今年の日本女子アマ優勝者で将来有望な酒井美紀は、やはり実力者として知られる井芹美保子らとともに1打差3位タイからのスタート。

　日本女子プロゴルフ協会会員となるためのプロテストだが、ツアー出場資格をかけたQT（クオリファイイング・スクール）との二本柱になってから久しいため、すでにツアーでプロとして活躍する選手の出場も目立つ。今年、優勝争いを演じるなどして注目されている女子大生ゴルファーの綾田紘子もその1人だが、こちらは3オーバー75で34位タイと出遅れている。

　同大会は3日間54ホールで行われ、20位タイまでがライセンスを獲得する。同時に、トップ合格を果たすとニトリレディスゴルフトーナメント（8月27?29日、北海道、桂ゴルフクラブ）から11試合のツアー出場権が手に入るとあって、こちらの戦いもシビアなものになっている。