国内女子ツアーのマスターズGCレディースは22日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を行い、馬場ゆかりが5バーディ、ノーボギーの5アンダー67をマークして単独トップに立った。1打差の2位で成田いづみが続き、2打差の3位タイに米山みどり、全美貞（韓）、タミー・ダーディン（豪）の3人。

　この日の馬場は1番パー5でバーディを奪ったものの、その後はチャンスを決めきれず1アンダーでハーフターン。だが後半に入り12番、13番の連続バーディでリーダーボードを駆け上がると、15番から再び連続バーディを奪いリーダーボードの最上位へ。難関の上がり2ホールを無難にパーでまとめ、単独トップのままホールアウトした。

　今季の国内ツアーでは、9月の日本女子プロゴルフ選手権で藤田幸希が優勝して以降、韓国勢が2勝、日本女子オープンで海外常駐組の宮里美香が優勝、その後アン・ソンジュ（韓）が2連勝と、5大会連続で国内選手の優勝がない。今季トップ10入り11回と好調をキープする馬場が、首位発進の好スタートを生かし6大会ぶりとなる国内勢Vを目指す。

　その他、2年連続賞金女王を狙う横峯さくら、有村智恵、諸見里しのぶ、不動裕理らは1アンダー71で7位タイ。現在賞金ランクトップのアン・ソンジュは1オーバー73で28位タイ。米女子ツアーから参戦している注目のポーラ・クリーマー（米）は2オーバー74と精彩を欠き、40位タイと出遅れている。