初優勝はどちらが先？　藤本麻子と綾田紘子の新人2人の初優勝争いが面白い。

　国内女子ツアーの明治チョコレートカップ（9?11日、北海道・札幌国際CC島松C）は、全米女子オープンと同週開催とあって、横峯さくら、有村智恵、諸見里しのぶらが欠場し、有力選手の数が少ない。しかし、今季好調の選手たちは北の大地に顔を揃えており、逆に戦いは激しさを増す可能性もある。

　中でも、先週の日医工女子オープンゴルフトーナメント最終日、最終ホールをボギーとし、プレーオフに残れず涙した綾田と、上位争いを繰り返しながらも勝利にはあと一歩、手が届いていない藤本の新人2人の戦いは熱い。どちらも日本女子アマ優勝という頂点に立ってからプロ入りしているが、高校卒業後に勝ってプロを目指した藤本に対し、綾田は、法政大学在学中にタイトルを手にし、大学生のままプロになった。道のりは違うが、互いにまずはツアー初優勝が第一目標とあって、一歩も譲れない。シーズンの折り返しとなる大会で火花が散りそうだ。

　他、先週優勝のシン・ヒョンジュ（韓）、古閑美保、不動裕理、福嶋晃子、北田瑠衣、飯島茜らが出場。新人包囲網も強烈だ。