31日開幕の国内女子ツアー、樋口久子IDC大塚家具レディス（埼玉・武蔵丘GC）に参戦する新人の櫻井有希が、少ない試合数で国内ツアーシード権獲得に燃えている。

　昨年、プロテストを受験し失敗した櫻井は、欧州、豪州ツアーなどを転戦。今年のプロテストに再挑戦した。その結果、色々な経験が生きたのかこれを上位で突破。その後、ステップアップ・ツアーの穴吹工務店レディースカップに優勝し、レギュラーツアー数試合の出場権も得た。そして前週のマスターズGCレディースでは4位タイ。現在、賞金ランキングは74位だが、今大会も含めた残り2試合で稼いで、同ランク50位以内に与えられるシード権を狙っている。

　また、今大会は違う側面も持っている。賞金ランキング首位を突っ走る李知姫（韓）が欠場することで、他の選手たちはそのスキに稼ぐことを目論んでいるのだ。中でも燃えているのは、2年前の大会でプレーオフ負けしている横峯さくらだ。今季は、何度も優勝争いを演じ、賞金ランキング4位。だが、どうしても勝てないままシーズン終盤に突入しているだけに、勝利の二文字が欲しいところだ。