国内女子ツアーのカゴメ フィランソロピー LPGAプレイヤーズ チャンピオンシップ（千葉・習志野CCキング・クイーンコース）は27日、最終ラウンドの競技を行った。2位に1打差の通算7アンダー単独首位でスタートした全美貞（韓）が5アンダー67の好スコアをマーク。通算12アンダーでリゾートトラストレディスに続く今季2勝目を挙げた。

　全が単独2位の三塚優子に5打差をつける圧勝を飾った。前半は5番までパープレーとおとなしかったが、6番でこの日初のバーディ。8番でもバーディパットを沈め、2アンダーでハーフターンした。後半も16番から連続バーディを奪取すると、18番も長いバーディパットをねじ込んだ。最終ラウンドは5バーディ、ノーボギーの完璧なプレーを披露し、5アンダー67でフィニッシュ。通算12アンダーで通算9勝目を手に入れた。

　この勝ち星で賞金ランク2位に浮上した全。同ランクは06年に2位、07年に3位と安定した成績を残してきた。満を持して臨んだ今季も2勝を記録し、現在同ランク1位の福嶋晃子とは約1,300万円差。逆転可能な差に縮め、初の賞金女王を狙える位置につけた。

　その他、勝った全と7打差の3位に飯島茜、さらに1打差の4位に大山志保、上原彩子、イ・ジウ（韓）が入った。古閑美保は通算1アンダー11位タイ、福嶋は通算イーブンパー15位タイ。横峯さくらは2アンダー70と今大会初のアンダーパーで回ったものの、通算1オーバー21位タイに終わっている。