国内女子ツアーの今季公式戦第2戦、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯が9日、グランデージゴルフ倶楽部（奈良県）を舞台に開幕し、ディフェンディングチャンピオンの諸見里しのぶが6バーディ、ノーボギー、6アンダー66をマークし単独首位に立った。2位は5アンダーの藤田幸希。有村智恵が3アンダーで3位タイに入っている。

　諸見里にとってこの大会は、昨年ただ1人アンダーパーで回り、2位に6打差をつける大差の圧勝劇を見せた思い出のトーナメント。コースは去年と違うものの、諸見里はこの大会との相性の良さを見せ付けるように序盤から飛ばす。

　インからのスタートとなった諸見里は出だしの10番でバーディを奪うと、12番、14番もバーディで前半は3バーディ、ノーボギー。アウトに入ってからも好調を維持し、4番、5番で連続バーディを奪うなど最後までノーボギーで回り、6アンダー66をマークした。

　今季まだ勝利のない諸見里は、賞金女王ランキングでもトップのアン・ソンジュ（韓）とおよそ3,000万円差の14位と苦戦中。昨年逃した栄冠を手にするために、この大会での勝利は逃せないところだ。

　その他、服部真夕が2アンダーで単独6位。横峯さくらは3番でのダブルボギーが響いたものの、福嶋晃子、馬場ゆかりらと並び1アンダー7位タイ。先週優勝の飯島茜は2オーバー37位タイ、上田桃子と古閑美保は4オーバー59位タイと大きく出遅れている。