レッスン
距離感が合わない人は振り子運動の起点を意識 河本結
2023年2月23日(木)午後0:36
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パッティングで距離感が合わない。そういう悩みを抱えているアマチュアゴルファーは多いようです。
ロングパットならまだしも、ショートパットでもショートしたり、ビックリするくらい自分でも驚くくらいオーバーしたり。これではラインを読み切っていて、それに合わせて正確に打ち出せたとしても、カップに入ってくれませんよね。
距離感、いわゆるタッチを合わせるためにはどうすればいいか。
それを考える前に、まず知っておいてほしいのは、振り子運動の起点(動いている場合は最下点)です。
皆さんもご存じの通り、パターは振り子運動で動きます。そして、テークバックとフォロースルー、ショットでいえばトップとフィニッシュは同じ振り幅にならなければいけないといわれています。
この考え自体は間違っていないのですが、勘違いしがちなのは振り子運動の起点となる位置です。
基本的には、ボールのすぐ後ろにパターをセットして、そのフェース面が起点となって振り子運動がスタートするわけですが、多くのゴルファーはボールが中心だと思ってしまう。
そうなると、起点が左に移動するので、左右対称にしようと思うとテークバックよりフォロースルーのほうが大きくなります(写真①②)。実は、この勘違いが原因で、ヘッドが強く入ってしまったり、逆に転がりすぎるのを嫌がってインパクトで緩んでしまうことがあるのです。
そうならないように、フェース面を起点として(同③)、写真①④のように、テークバックとフォローが同じ振り幅になるようにストロークしてみてください。
そうすれば、自分のイメージした距離感に近づき、上り下りさえ読み間違わなければ、ノーカンのパッティングにはならないはずです。
(取材協力:茨城県・金乃台カントリークラブ)
河本結(かわもと・ゆい)
1998年8月29日、愛媛県生まれ。5歳から競技を始め、愛媛・松山聖陵高を経て、日本体育大に進学。2018年に下部ツアーで年間4勝を挙げ賞金ランク1位に。同年プロテストに合格。ルーキーイヤーの19年、「アクサレディス」で早々とツアー初優勝を飾る。20年から米ツアーに参戦。21年5月からは国内ツアーを主戦場にした。弟の河本力もプロゴルファーとして活躍。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/2/17 発売号より転載)
ロングパットならまだしも、ショートパットでもショートしたり、ビックリするくらい自分でも驚くくらいオーバーしたり。これではラインを読み切っていて、それに合わせて正確に打ち出せたとしても、カップに入ってくれませんよね。
距離感、いわゆるタッチを合わせるためにはどうすればいいか。
それを考える前に、まず知っておいてほしいのは、振り子運動の起点(動いている場合は最下点)です。
皆さんもご存じの通り、パターは振り子運動で動きます。そして、テークバックとフォロースルー、ショットでいえばトップとフィニッシュは同じ振り幅にならなければいけないといわれています。
この考え自体は間違っていないのですが、勘違いしがちなのは振り子運動の起点となる位置です。
基本的には、ボールのすぐ後ろにパターをセットして、そのフェース面が起点となって振り子運動がスタートするわけですが、多くのゴルファーはボールが中心だと思ってしまう。
そうなると、起点が左に移動するので、左右対称にしようと思うとテークバックよりフォロースルーのほうが大きくなります(写真①②)。実は、この勘違いが原因で、ヘッドが強く入ってしまったり、逆に転がりすぎるのを嫌がってインパクトで緩んでしまうことがあるのです。
写真①②
そうならないように、フェース面を起点として(同③)、写真①④のように、テークバックとフォローが同じ振り幅になるようにストロークしてみてください。
同③
写真①④
そうすれば、自分のイメージした距離感に近づき、上り下りさえ読み間違わなければ、ノーカンのパッティングにはならないはずです。
(取材協力:茨城県・金乃台カントリークラブ)
河本結(かわもと・ゆい)
1998年8月29日、愛媛県生まれ。5歳から競技を始め、愛媛・松山聖陵高を経て、日本体育大に進学。2018年に下部ツアーで年間4勝を挙げ賞金ランク1位に。同年プロテストに合格。ルーキーイヤーの19年、「アクサレディス」で早々とツアー初優勝を飾る。20年から米ツアーに参戦。21年5月からは国内ツアーを主戦場にした。弟の河本力もプロゴルファーとして活躍。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/2/17 発売号より転載)
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