サウジアラビア政府系ファンドが支援する「LIVゴルフ」のメンバーも2023年のマスターズに参加可能とオーガスタ・ナショナルGCは20日に発表したが、アメリカ同時多発テロ事件（2001年9月11日）の被害者家族がこの決定を非難している。米ワシントンタイムズなどが報じた。

　この事件ではハイジャック犯19人のうち15人がサウジアラビア国籍だった。家族会は「あの悲惨な事件を決して忘れないと誓ったはずなのに、LIVゴルフは9.11などを忘れさせるために立ち上げられた。LIVゴルフメンバーを参加可能としたオーガスタ・ナショナルGCには考え直して欲しい。そうでなければ我々は4月に会場でデモを行う」とコメントしている。