レッスン
朝の練習で調子が良すぎるときは気をつけて 福嶋晃子
2022年12月8日(木)午前10:24
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プロはラウンド前の練習を必ずしますが、最近はアマチュアゴルファーの皆さんも熱心にやっているようですね。とてもいいことだと思います。
さて、その練習方法、人それぞれにやり方があると思いますが、今回は私が意識していることをお話したいと思います。
私が最も気をつけているのは、リズムやタイミングです。いつもの自分のスイングがリズム良くできているかどうか。そしてタイミング良くボールをとらえているかどうか。これができれば芯に当たる確率も高くなります。
また、朝の練習はウォーミングアップも兼ねているので、体を大きく使うことも意識しています。
ショットの良し悪しについてはあまり気にしていませんが、その日の傾向を知ることは大事です。例えば、ボールが右に曲がり気味だったら、ラウンドではいつもより少し左を狙うといったようなことをしています。
アマチュアゴルファーの中には、練習場でいい球を打とうと必死で頑張っている人も多いようですが、少しの時間でスイングを修正するのは難しいもの。ラウンド前はリズム、タイミングを重視したほうがいいと思います。
それと、もう一つ注意してほしいのは、朝の練習場ですごく調子がいいとき。普通に考えればいいことなんですが、練習であまりにもいいショットが続くと、ついついコースでもそれを求めてしまい、ちょっとしたミスでも「こんなはずじゃなかった」と思って崩れてしまうことがあるからです。
逆に、練習場でいいショットが打てないときほどコースでは慎重になるので、大きなミスが出なかったりします。
私自身、そういう経験を何度もしているので、練習場で何球か打って、「今日はいいなあ」と思ったら、早めに切り上げるようにしています。
皆さんも、“絶好調”のときほど気をつけてくださいね。
(協力:神奈川県・戸塚カントリー倶楽部)
福嶋晃子(ふくしま・あきこ)
1973年6月29日、神奈川県生まれ。父は、横浜大洋ホエールズ、広島東洋カープで活躍した福嶋久晃氏。10歳からゴルフを始め、アマチュア通算28勝。1992年プロテスト合格し、1994年のダイキンオーキッドレディスで初優勝。1996、97年の2年連続で賞金女王に輝き、1999年からは米国ツアーに参戦して2勝を挙げた。国内ツアー通算24勝。2021年にはシニアツアーでも初優勝を果たした。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/12/2 発売号より転載)
さて、その練習方法、人それぞれにやり方があると思いますが、今回は私が意識していることをお話したいと思います。
私が最も気をつけているのは、リズムやタイミングです。いつもの自分のスイングがリズム良くできているかどうか。そしてタイミング良くボールをとらえているかどうか。これができれば芯に当たる確率も高くなります。
また、朝の練習はウォーミングアップも兼ねているので、体を大きく使うことも意識しています。
ショットの良し悪しについてはあまり気にしていませんが、その日の傾向を知ることは大事です。例えば、ボールが右に曲がり気味だったら、ラウンドではいつもより少し左を狙うといったようなことをしています。
アマチュアゴルファーの中には、練習場でいい球を打とうと必死で頑張っている人も多いようですが、少しの時間でスイングを修正するのは難しいもの。ラウンド前はリズム、タイミングを重視したほうがいいと思います。
それと、もう一つ注意してほしいのは、朝の練習場ですごく調子がいいとき。普通に考えればいいことなんですが、練習であまりにもいいショットが続くと、ついついコースでもそれを求めてしまい、ちょっとしたミスでも「こんなはずじゃなかった」と思って崩れてしまうことがあるからです。
逆に、練習場でいいショットが打てないときほどコースでは慎重になるので、大きなミスが出なかったりします。
私自身、そういう経験を何度もしているので、練習場で何球か打って、「今日はいいなあ」と思ったら、早めに切り上げるようにしています。
皆さんも、“絶好調”のときほど気をつけてくださいね。
(協力:神奈川県・戸塚カントリー倶楽部)
福嶋晃子(ふくしま・あきこ)
1973年6月29日、神奈川県生まれ。父は、横浜大洋ホエールズ、広島東洋カープで活躍した福嶋久晃氏。10歳からゴルフを始め、アマチュア通算28勝。1992年プロテスト合格し、1994年のダイキンオーキッドレディスで初優勝。1996、97年の2年連続で賞金女王に輝き、1999年からは米国ツアーに参戦して2勝を挙げた。国内ツアー通算24勝。2021年にはシニアツアーでも初優勝を果たした。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/12/2 発売号より転載)
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