海外男子
世界No.1の強さを見せつけマスターズ制覇 スコッティ・シェフラーの4日間
2022年4月12日(火)午前11:36
2022年の海外男子メジャー、マスターズトーナメント(米ジョージア州/オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ)は25歳のスコッティ・シェフラー(米)が制した。
世界ランク1位に立つシェフラーはツアー初優勝からわずか2か月でメジャー初タイトルを手にした。直近6戦4勝といま最も勢いのある選手は、前回覇者の松山英樹にグリーンジャケットを着せてもらうと、「マスターズは出場できるだけで光栄。何と言えばいいか分からない」と感無量だった。
結果的には後続に3打差をつけ勝利したが簡単な戦いではなかった。3アンダー3位タイから出て、2日目に「67」をマークし通算8アンダー単独首位。ムービングサタデーは寒くて風が強かったが一つ伸ばして、後続に3打差をつけ最もプレッシャーのかかる最終日へ進んだ。
「周りからすれば落ち着いてプレーしていたように見えたと思う。ただ、そうでもなく本当に長い一日だったんだ。一打一打、丁寧にショットすることだけを考えていた」と、追われる立場の辛さも味わった。最終18番はパーオンしながらも緊張から解放されたのか、4パットをしてしまったが、「本当に最高な瞬間だった」と照れ笑いをしながら振り返った。
この勢いからすると今年中にもう一つくらいメジャータイトルを獲りそうな予感もする。190センチを超えるビッグプレーヤー、スコッティ・シェフラーの名は覚えておいて損はない。
タイトリスト ボールプレーヤーのスコッティ・シェフラーは、最終ラウンドの序盤3番ホールで絶大な信頼をおく、プロV1のスピンコントロール性能が発揮された場面があった。グリーン左29ヤードから打ち上げて斜面の頂上にファーストバウンド。グリーン上で強いスピンをかけて急減速、見事にチップインバーディを奪ったシーンだ。この絶妙なチップショットが初制覇へのキーポイントになった。
「ゴルフボールを信頼し、その性能を活かしてどのようなショットが打てるのかを正確に把握することが非常に重要」と、シェフラーは2021年モデルのプロV1に切り替えた。と、2021年の初めに言っていた。
「新しいショットにチャレンジする場合も、プロV1の精密なパフォーマンスを信頼しているからこそ、その成果を正確に判断することができるのです。ゴルフボールが信頼できるものでなければ、ショットに確信は持てないのです」
世界ランキング1位として臨んだ最初のマスターズで、見事チャンピオンとなったシェフラーは、天候不順だったオーガスタ・ナショナルゴルフクラブにおいて、4日間で21個のバーディを奪い、「69」「67」「71」「71」と全てのラウンドでアンダーパーをマーク。ロングショット、正確なアイアン、ウェッジでのスピンコントロール、そして繊細なタッチのパッティング。そのどれもが世界ランキング1位の称号に相応しい圧倒的な安定感だった。
この勝利によってシェフラーはメジャー競技、世界ゴルフ選手権を含んだシーズン4勝に到達。これはPGAツアー史上2人目の快挙である。
シェフラーは、PGAツアーのメンバーとしてプレーしたすべてのトーナメントにおいてプロV1を使用。彼は昨シーズン初めのカパルア(ハワイ州)において、2021年モデルのプロV1に初めてスイッチしている。この時、シェフラーは次のように語っていた。
「2021年モデルのプロV1は初速が少し速くなり、カバーもソフトになったように感じました。最初、グリーン周りでチェックし、とてもいい感触だったのでドライバーでテストをしたところ、ボール初速が数マイル/毎時アップ。これはとてもいい変化でした。空力性能も上がっていて風の中ではより一層安定感を感じました。向かい風での安定性はもちろん、追い風でも意図的にボールを曲げることでグリーンにしっかり止めるショットが打てるのです」
気温の低下、強風に各プレーヤーがスコアを伸ばせない中、すべてのラウンドでアンダーパーを記録したシェフラー。その圧倒的な強さの背景には、プロV1の持つ「風の中でのパフォ―マンス」に対する大きな信頼があったのである。
世界ランク1位に立つシェフラーはツアー初優勝からわずか2か月でメジャー初タイトルを手にした。直近6戦4勝といま最も勢いのある選手は、前回覇者の松山英樹にグリーンジャケットを着せてもらうと、「マスターズは出場できるだけで光栄。何と言えばいいか分からない」と感無量だった。
結果的には後続に3打差をつけ勝利したが簡単な戦いではなかった。3アンダー3位タイから出て、2日目に「67」をマークし通算8アンダー単独首位。ムービングサタデーは寒くて風が強かったが一つ伸ばして、後続に3打差をつけ最もプレッシャーのかかる最終日へ進んだ。
「周りからすれば落ち着いてプレーしていたように見えたと思う。ただ、そうでもなく本当に長い一日だったんだ。一打一打、丁寧にショットすることだけを考えていた」と、追われる立場の辛さも味わった。最終18番はパーオンしながらも緊張から解放されたのか、4パットをしてしまったが、「本当に最高な瞬間だった」と照れ笑いをしながら振り返った。
この勢いからすると今年中にもう一つくらいメジャータイトルを獲りそうな予感もする。190センチを超えるビッグプレーヤー、スコッティ・シェフラーの名は覚えておいて損はない。
(C)Getty Images
タイトリスト ボールプレーヤーのスコッティ・シェフラーは、最終ラウンドの序盤3番ホールで絶大な信頼をおく、プロV1のスピンコントロール性能が発揮された場面があった。グリーン左29ヤードから打ち上げて斜面の頂上にファーストバウンド。グリーン上で強いスピンをかけて急減速、見事にチップインバーディを奪ったシーンだ。この絶妙なチップショットが初制覇へのキーポイントになった。
「ゴルフボールを信頼し、その性能を活かしてどのようなショットが打てるのかを正確に把握することが非常に重要」と、シェフラーは2021年モデルのプロV1に切り替えた。と、2021年の初めに言っていた。
「新しいショットにチャレンジする場合も、プロV1の精密なパフォーマンスを信頼しているからこそ、その成果を正確に判断することができるのです。ゴルフボールが信頼できるものでなければ、ショットに確信は持てないのです」
世界ランキング1位として臨んだ最初のマスターズで、見事チャンピオンとなったシェフラーは、天候不順だったオーガスタ・ナショナルゴルフクラブにおいて、4日間で21個のバーディを奪い、「69」「67」「71」「71」と全てのラウンドでアンダーパーをマーク。ロングショット、正確なアイアン、ウェッジでのスピンコントロール、そして繊細なタッチのパッティング。そのどれもが世界ランキング1位の称号に相応しい圧倒的な安定感だった。
この勝利によってシェフラーはメジャー競技、世界ゴルフ選手権を含んだシーズン4勝に到達。これはPGAツアー史上2人目の快挙である。
※ダレル・サーベイ社調べ
シェフラーは、PGAツアーのメンバーとしてプレーしたすべてのトーナメントにおいてプロV1を使用。彼は昨シーズン初めのカパルア(ハワイ州)において、2021年モデルのプロV1に初めてスイッチしている。この時、シェフラーは次のように語っていた。
「2021年モデルのプロV1は初速が少し速くなり、カバーもソフトになったように感じました。最初、グリーン周りでチェックし、とてもいい感触だったのでドライバーでテストをしたところ、ボール初速が数マイル/毎時アップ。これはとてもいい変化でした。空力性能も上がっていて風の中ではより一層安定感を感じました。向かい風での安定性はもちろん、追い風でも意図的にボールを曲げることでグリーンにしっかり止めるショットが打てるのです」
気温の低下、強風に各プレーヤーがスコアを伸ばせない中、すべてのラウンドでアンダーパーを記録したシェフラー。その圧倒的な強さの背景には、プロV1の持つ「風の中でのパフォ―マンス」に対する大きな信頼があったのである。